「ちゃんとしなきゃ」って、ひとりで肩に力を入れすぎていませんか?

愛犬との新しい暮らしがスタートしたとき、胸いっぱいのワクワクと同時に、「本当に私に育てられるかな」「この子の幸せを全部私が背負わなきゃ」という、言葉にできないプレッシャーを感じることがありますよね。

仕事に家事、子育てや介護、人間関係、お金や健康のこと。ただでさえ毎日の生活を一生懸命がんばっているあなただからこそ、新しく迎えた家族のことも「完璧に、ちゃんとしてあげたい」と思ってしまうのは、とても自然なことです。

ネットの「正論」に迷い込んでいませんか?

ネットや本を開けば、「しつけは生後〇ヶ月までに」「無駄吠えはこうして直す」「ルールを徹底して主従関係を築く」といった、たくさんの「正しい情報」が溢れています。

それらを見るたびに、「自分はうまくできていないかも」「あの本と違うことをしてしまった、どうしよう」と、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。

でも、どうか安心してください。
犬との暮らしに、「これだけが正解」という絶対のルールはありません。

なぜなら、あなたも、あなたの元にやってきた愛犬も、世界にたった一つの特別な存在だからです。人間の書いた教科書通りにいかなくて当たり前。お互いが心地よく、笑顔でいられることこそが、一番大切な「正解」なのです。

完璧な飼い主じゃなくていい。ただ、隣にいるだけで。

愛犬が本当に求めているのは、完璧なしつけができる飼い主ではありません。
大好きなあなたが、穏やかな笑顔で隣にいてくれること。ただそれだけで、犬たちは言葉以上の安心感を感じています。

家事が忙しくて、今日はお散歩の時間が短くなってしまった。
しつけがうまくいかなくて、つい「はぁ」とため息をついてしまった。

そんな日があっても、自分を責めないでくださいね。
あなたが一生懸命に自分の人生を生きている背中を、愛犬はちゃんと見ています。そして、どんなあなたであっても、丸ごと愛してくれています。

ふと足元を見たとき、丸くなって眠る愛犬の温もりを感じる瞬間。
目が合ったときに、嬉しそうにちぎれるほど尻尾を振ってくれる瞬間。
その愛おしい時間こそが、犬との暮らしの本当の宝物です。


【初心者さんへ】今日からできる心と暮らしのプチ情報

がんばり屋さんのあなたと愛犬が、もっとラクに、もっと仲良くなれるための、日々の暮らしに役立つ小さな工夫をお届けします。

1. 「お散歩」は距離や時間より「クンクン」を大切に

「毎日〇分以上行かなきゃ」と義務感に駆られていませんか?
実は、犬にとってお散歩中の「匂い嗅ぎ(クンクン)」は、脳を刺激し、大きなストレス解消(リラクゼーション効果)につながります。
歩く距離が短くても、愛犬が満足そうに匂いを嗅ぐペースに合わせてあげるだけで、心は十分に満たされます。「歩かせる時間」ではなく、「一緒に外の風を感じる時間」として、のんびり楽しんでみてくださいね。

2. お互いの心をほぐす「耳マッサージ」

ちょっとお互いに疲れや緊張を感じた夜は、愛犬とのスキンシップタイム。
犬の耳の付け根あたりを、親指と人差し指で優しく挟むようにして、ゆっくりと円を描くようにマッサージしてあげてください。
耳の周りには自律神経を整えるツボが集まっており、犬がうっとりとリラックスしてくれます。愛犬の温もりを感じながら触れ合うことで、あなたの脳内からも幸せホルモン(オキシトシン)が分泌され、一日の疲れがスーッと溶けていくのを感じられるはずです。

3. 抜け毛・ニオイ対策は「ながら掃除」でラクに

犬と暮らし始めると、抜け毛やニオイが気になって、毎日お掃除ばかりして疲れてしまうことも。
そんなときは、完璧を目指さず、お気に入りの「粘着カーペットクリーナー(コロコロ)」を、リビングや寝室など手の届く場所に何個か置いておきましょう。気がついたときに「テレビを見ながら」「立ち上がりがてら」にコロコロするだけで十分です。
また、愛犬のお気に入りの場所に洗えるブランケットを敷いておけば、それを週末に1回洗うだけで、お部屋のニオイ対策はぐっと楽になります。


がんばりすぎず、肩の力を抜いて。
あなたがフッとため息をついて力を抜いたとき、愛犬もきっと、安心してあなたの隣で大きなあくびをしてくれるはずです。

ゆっくり、ゆっくり。
お互いの歩幅で、この愛しい日々を重ねていきましょう。