「もう、これ以上がんばれない…」そう思って、一人で抱え込んでいませんか?
毎日、本当にお疲れ様です。
仕事のこと、子育てのこと、親の介護や将来のお金、自分自身の健康、そして大切な家族である犬や猫たちとの暮らし。たくさんのことを、あなたは毎日、一生懸命に、全力でがんばっていらっしゃいますよね。
ふと気づくと、肩にぎゅっと力が入っていませんか?
夜、布団に入っても「あれもやらなきゃ」「明日は大丈夫かな」と、頭の中で考え事が止まらなくなっていませんか?
隣でスースーと無防備に寝息を立てている愛犬や愛猫の温もりに触れるときだけが、唯一ホッとできる瞬間……という方もいらっしゃるかもしれません。彼らは、あなたがどれだけ不器用でも、どれだけ心がボロボロでも、ただそこにいて、ありのままのあなたを愛してくれます。
でも、どんなに愛する家族やペットがいてくれても、自分一人の力だけでは、どうしても心の糸が切れてしまいそうになる夜があります。
「私がもっとがんばればいいだけ」「人に頼るなんて恥ずかしい」
そうやって自分を責めて、正論で自分を縛り付けないでくださいね。あなたはもう、十分にがんばっています。これ以上、自分をすり減らす必要はありません。
心が風邪をひいてしまったとき、体が思うように動かなくなってしまったとき、プロの手を借りることは、決して逃げでも甘えでもありません。むしろ、あなた自身と、あなたの大切な暮らしを守るための「優しい選択」です。
今日は、そんなあなたの心と体の荷物を少しだけ軽くしてくれるかもしれない、「訪問看護」と「精神科訪問看護」の違いやサービスの使い方について、お話しさせてくださいね。私も実際に使っているサービスで、とても助かっています。
1. そもそも「訪問看護」とは?
訪問看護とは、看護師やリハビリの専門職(理学療法士など)が、あなたのご自宅に直接伺って、心身のケアを行うサービスです。
住み慣れた我が家、そして愛犬や愛猫が待っている安心できる空間で、医療的なサポートや日常生活のアドバイスを受けることができます。
主なサービス内容
- 健康状態のチェック(血圧、体温、脈拍などの測定)
- 日常生活のサポート(入浴の介助、栄養相談など)
- 医療的なケア(点滴、床ずれの処置、お薬の管理など)
- リハビリテーション(体が動きやすくなるためのサポート)
- ご家族の介護相談(介護の悩みや、負担を減らすためのアドバイス)
体調が優れず、病院に通うのが辛いときや、おうちでの介護に不安を感じたときに、とても心強い味方になってくれます。
2. 「精神科訪問看護」とは?
一方で、「精神科訪問看護」は、その名の通り「心のケア」に特化した訪問看護サービスです。
目に見える体の傷だけでなく、目に見えない「心のしんどさ」を抱えている方のためのサービスです。うつ病やパニック障害、統合失調症、認知症、また日々の強い不安やストレスで「日常生活を送るのがしんどい」と感じている方が対象になります。
実は、この精神科訪問看護の最大の特徴は、「お話を聞き、心に寄り添うこと」そのものが大切なケアであるという点です。
主なサービス内容
- 心の安定を保つためのお手伝い(お悩みや不安をじっくりお聴きします)
- お薬のサポート(薬の飲み忘れがないか、副作用がないかを一緒に確認します)
- 日常生活のペース作り(睡眠リズムの改善や、食事、片付けなどのアドバイス)
- 対人関係の相談(家族や職場、周囲との人間関係の悩みへのアドバイス)
- 社会復帰へのサポート(少しずつ外出する練習や、福祉サービスの紹介など)
精神科訪問看護の看護師さんは、あなたの「つらい気持ち」を否定せず、そのまま受け止めてくれます。正論で正されるのではなく、「そうですよね、しんどかったですね」と共感してもらえるだけで、固まっていた心がすーっと溶けていくことも多いのです。私の場合、1か月毎との心療内科の後の、カウンセリングで精神状態が悪くなり、過食嘔吐やPTSDを起こしていました。そのため、週に1回から2回来てもらい話を聞いてもらい、少しづつ気持ちの整理をつけることにより、随分症状も安定してきました。
どれでも時折、PTSD・パニック状態が起きることがあり、そんな時にもつながってくれるので、とても心強いサービスです
3. 「訪問看護」と「精神科訪問看護」の違いまとめ
大まかな違いを、わかりやすく整理してみました。
| 項目 | 一般の訪問看護 | 精神科訪問看護 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 身体の病気やケガのケア、リハビリ | 心の病気や不安のケア、生活の安定 |
| 主なサポート内容 | 点滴、処置、身体介護、リハビリなど | お話を聴く、お薬管理、生活リズムの指導など |
| 訪問する専門家 | 看護師、理学療法士、作業療法士など | 精神科経験のある看護師、作業療法士など |
| 指示書の発行元 | かかりつけの医師(内科、整形外科など) | 精神科や心療内科の医師 |
一般の訪問看護は「体」のケアが中心。精神科訪問看護は「心」のケアと「生活の質の向上」が中心になります。どちらも「お家で安心して自分らしく暮らすため」のサービスである点では同じです。
4. サービスを使い始めるための3つのステップ
「使ってみたいけれど、どうすればいいの?」という方のために、簡単な使い方のステップをご紹介しますね。
ステップ①:まずは相談する
「最近、本当にしんどいな…」と思ったら、まずは一人で悩まずに相談窓口を頼りましょう。
- すでに精神科や心療内科、内科などのクリニックに通院している場合は、主治医(担当の先生)に「訪問看護を使ってみたい」と相談してみてください。
- 通院していない場合や、どこに行けばいいか分からない場合は、お住まいの市区町村にある「地域包括支援センター」や「保健福祉窓口」に電話をかけてみてください。優しく案内してくれますよ。
ステップ②:医師から「指示書」をもらう
訪問看護を利用するには、お医者様が書く「訪問看護指示書」(精神科の場合は「精神科訪問看護指示書」)が必要になります。主治医が「訪問看護が必要」と判断すれば、スムーズに発行してもらえます。
ステップ③:訪問看護ステーションと契約する
ケアマネジャーさんや病院のソーシャルワーカーさん、または相談窓口の担当者さんが、あなたにぴったりの「訪問看護ステーション」を紹介してくれます。その後、スタッフがご自宅に伺い、丁寧にお話を聞いた上で契約となります。
※費用についても、医療保険や介護保険、または「自立支援医療(精神通院医療)」という制度を使うことで、自己負担をぐっと抑える(1割負担などにする)ことができます。お金の心配がある場合も、事前の相談時に遠慮なく伝えて大丈夫ですよ。
暮らしを優しく守るための「プチ情報」
最後に、日々の暮らしが少しでもラクになるような小さなアイデアをお届けしますね。
【心のコップの水をあふれさせない「3秒ルール」】
がんばり屋さんなあなたにお願いしたいのが、1日に数回、「3秒間、思いっきり肩を上げて、一気に脱力する」ことです。
- 息を吸いながら、肩を耳に近づけるようにぎゅーっと力を入れて、3秒キープ。
- 「はぁぁ…」と息を吐きながら、一気に肩の力を抜いて、下にストンと落とします。
これだけで、自律神経の緊張が少し和らぎます。
愛犬や愛猫の頭を優しく撫でながら、彼らのぬくもりをじんわりと感じる時間も、最良のセラピーです。彼らは、あなたが「何もしない時間」を、ただ一緒に寄り添って過ごしてくれるだけで大満足なのですから。
誰かに頼ることは、弱いことではありません。
あなたの暮らしが、そしてあなたの大切な家族との時間が、もっと穏やかで優しいものになりますように。
いつでも、あなたのことを応援しています。どうぞ、今日は少しでも心穏やかな夜をお過ごしくださいね